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20代の若き柔道家フランスで1ヶ月間の挑戦

はじめまして。深澤新と申します。この度は、私のフランス・ボルドーの1ヶ月の経験を記事にしていただき、誠にありがとうございます。20代のまだまだ未熟な柔道家である私が、世界の強豪国であるフランスで柔道を学び、日本の柔道を指導した経験は必ず今後の柔道人生においてプラスになると思います。私の記事を楽しんで拝読していただければ幸いです。

①私の経歴
②フランス・ボルドーに行くことになった経緯
③フランス・ボルドー 1ヶ月の旅
④フランス・パリに1泊2日の遠征
⑤旅のフィナーレ
⑥これから

①私の経歴

judo3.0とは長いお付き合いをさせていただいており、私が東海大学2年生の時に海外で柔道をしたい夢があり色々とお話をお伺いしたいと思い、judo3.0の交流会に参加させていただいたのがjudo3.0との出会いでした。

その後、大学3年生の頃に規模が大きい大会に出場したいと考えており、judo3.0の全日本実業柔道個人選手権大会に出場という記事を読んで、コンタクトを取り大会に出場の意思があれば誰でも出場することが出来るというお話をお伺いして、judo3.0の所属として全日本実業柔道個人選手権大会 22歳以下の部に出場しました。社会人になった現在でもjudo3.0の所属として全日本実業柔道個人選手権大会に出場しています。

私の簡単な経歴をご紹介させていただきます。

小学2年生の頃に、谷亮子さんの体が小さくても努力してオリンピックで金メダルを獲得したという記事を読んで、「自分だったら簡単に金メダル取れるな」と舐めた理由で私の柔道人生が始まりました笑。全く試合では勝てずに、不器用で物覚えも悪く、やる気が無く、何となく小中学生時代は柔道をやっていましたが、渋谷区柔道会の恩師である松岡先生と楢木先生のご指導のおかげで柔道を続けることが出来ました。

恩師である松岡先生と楢木先生が柔道指導をされている、東海大学付属望星高校に進学してそこで柔道を本格的に取り組みます。東海大学に進学、私に柔道の実力がなかったので湘南ではなく伊勢原柔道部に所属します。大学1年の頃に海外の柔道大会に出場する目標を定め、大学3年生の時にペナン国際柔道大会に出場して73kg級で準優勝という結果を残しました。

社会人になってからも、仕事終わりに柔道を続けていました。定時制高校の外部指導員や柔道の大会以外にも、グラップリング(寝技)の大会、打撃アリの異種格闘技戦などに出場して、私の柔道の幅を広げるために頑張りました。

②フランス・ボルドーに行くことになった経緯

私のような、柔道の実績が無ければコネクトも無くフランス語も全く話せないのにどうしてフランスに行けたのか疑問に思われてる方も多いと思います。フランス・ボルドーに行くことになった経緯をご説明させていただきます。

2023年1月頃にとある日本の知人から電話があり、「フランス・ボルドーの柔道家達が2月に東京に来るから練習場所の面倒を見てくれない?」と言われて、フランス語は全く話せないですが、これもいい経験になるなと考えて、「いいですよ」と即答したのがキッカケです。

私はこの頃に勤めていた会社を辞めて、若いうちに長期間海外で柔道をする夢を実行するか悩んでいました。実はこの時に海外の柔道家のつてを辿り、すでに他の国にて長期で柔道をする交渉していたのです(その後に契約破棄に)。

東京では4日間の短い期間でしたが、フランス・ボルドーの柔道家達のアテンドは大変でした。フランス・ボルドーの柔道家達は喜んでくれており本当にやってよかったなと思います。


千代田区スポーツセンターで練習


東海大学付属高輪台高校での練習。


練習後の食事会。

そして、アテンドをしている時に、フランスの先生から「フランス・ボルドーに柔道をしに来ないか?」とお誘いを受けたのですが、他の国にて長期で柔道をする交渉が難航しており悩んでました、その時は「検討させていただきます」と回答しました。

フランス・ボルドーの柔道家達がフランスに帰った後に、他の国との契約が決裂して、路頭に迷っていたときに、フランスの先生にInstagramでメッセージを送り、その後に色々と交渉をして、柔道指導をしてもらう代わりに滞在費は全て出すが航空代金と各種手続きの代金は自分が出費する契約で、とりあえずは4月から約1ヶ月間フランスに行くことになりました。

③フランス・ボルドー1ヶ月の旅

今考えると、フランス・ボルドーは刺激的なことの連続であっという間の1ヶ月間でした。この経験を次に繋がる覚悟を決めました。

成田からボルドーまでは乗り継ぎを合わせて18時間45分の長い旅でした。ボルドーの空港には柔道家達が迎え入れてくれました。本当に嬉しくて泣きそうでした。

フランス旅の前半と後半でホームステイ先を分けました。前半はロシア・ダケスタン出身の柔道家の家庭に住まわせていただきました、すごく親切に気を遣ってくれて快適に過ごすことが出来ました。ただ家ではロシア語で会話をされてたので、何を話されているかはさっぱり分かりませんでした。フランス語も分からないですけど笑。後半はフランスの先生の家にホームステイさせていただきました。

ボルドーの街並み

ボルドーは田舎町ということもあり、自然豊かで空気が気持ち良く、過ごしやすい町でした。ボルドーの町で1ヶ月の短い期間で感じたことですが、フランス・ボルドーの人々は日本人よりも人情が強く暖かく接してくれる印象を受けました。柔道家はもちろんのこと一般の方々も日本人の私に対して、色々と話しかけてくれました。

ボルドーの柔道家から聞いたのですが、パリは忙しい人が多いとのことで異国人に対して冷たいと言っていました。渡航前に、フランスはアジア人差別が多いと聞きましたが、全くそのような差別はありませんでした。むしろ日本人と言ったらより暖かく接してくれました。日本人は律儀で真面目なので尊敬しているとのことでした。

フランスでの食事

フランス・ボルドーの食事は美味しくて、量も多くて高カロリーでした。1ヶ月の短い期間でしたがフランスの料理は美味しくて、そこまで日本食は恋しくなりませんでした笑。慣れない異国と食事ですごい痩せると思ってましたが、少し痩せただけでした。毎日柔道をしていなかったら、確実に大幅に太って日本に帰ってきたと思います。フランスでは日本食は人気ですが、大体のお店は中国人が作っているとのことでした。日本で食べている日本食と全然味が違いました。

フランス・ボルドーの柔道稽古

本題の柔道稽古の様子をお伝えしたいと思います。自分のこと受け入れてくれたDojoは、日本の総合格闘技のジムのようになっており、柔道、空手、テコンドー、キックボクシング、ヨガ、柔術などのクラスがあり、色々な武道やスポーツがあります。その中でも柔道は人気で柔道の会員数は他のクラスと比較しても断トツに人数が多い印象を受けました。


大道場での初日の稽古


柔術の稽古に参加しました。ブラジル出身の先生とスパーリングをしましたが、強すぎて何にも出来なかったです笑

大人のクラス

大人の柔道クラスの主なメニューは、ランニング→レクリエーション(ラクビー、フットサル、ドッチボール)→移動打ち込み(最後に投げる)→サーキットトレーニング→乱取り(寝技3〜5分×2〜3本、立ち技4分×7〜8本or寝技をしない場合は立ち技4分×10本)→稽古終了→やる気がある人は残って自主トレ。

私が一番驚いたのは、大人のクラスでレクリエーションをほぼ毎回することです。ボルドーの先生に聞いたところ、生徒によって目的意識が違うので柔道の稽古だけでは満足してくれないので、レクリエーションの時間を練習に取り入れているとのことです。

試合で結果を残したい、少しだけ柔道が強くなりたい、ダイエット目的で柔道をするなど、生徒たちは様々な目的で柔道をしており、ボルドーの先生にお伺いしたところ、大人の柔道クラスは目的意識が異なるので指導が難しいと言ってました。

フランス・ボルドーの柔道家達と稽古した率直な感想としては、とにかく真面目で楽しそうに柔道をしている印象を受けました。外国人ということでパワーが強くてしっかり組まれたら厳しかったです。それ以外にも海外の道着が固すぎて指タコが悪化しました笑。

自分自身は柔道が強くはありませんが、フランスの先生から最初に生徒達に向けて、「日本人は体が小さいのに投げれる技術があるのでそれを学んでほしい」と言っていただき、日本の柔道家が海外の柔道家から尊敬される理由が少し分かりました。

大人の初心者クラスの指導のとき、一般会員のフランス人で日本語を喋れる方が通訳してくれて助かりました。また、2日目の稽古中に渡航の疲れで体に力が入らなくなって痙攣をおこしたり、慣れない環境のストレスで風邪を引いたりと大変なことも色々ありました笑。ぺットボトルの水を買い忘れたときにフランス人から、「トイレの水道水を飲みなよ」と言われて、怖がりながら飲みましたが全然体調は大丈夫でした笑。日本人からしたらちょっと汚いと感じると思いますが、フランスでは普通に飲んでました笑。

フランス・ボルドーの柔道家達と楽しくて白熱した稽古が出来ました。

キッズクラス

続きまして、キッズクラス柔道指導をお伝えします。フランスでの柔道は、5本の指に入る人気スポーツと先生から聞きました。柔道は親が子供に習わせたいスポーツとして人気らしく、礼節を身につけることが出来るからです。

キッズクラスは人数が多いため、4歳~5歳、6歳~8歳、9歳~14歳などクラスを分けて指導していました。日本の道場の何倍も子供の数は多かったです。

フランスの子供達は日本人の子供達よりも集中力が無く、ゲームなどを取り入れつつ飽きさせないように指導しました。子供に柔道をやらせる親が礼儀作法以外で望んでいることは、楽しく疲れされせることでした。

日本の子供でも泣き虫な子はいますが、フランスの子供は些細なことですぐに泣いてしまう印象を受けました。1クラスの指導中に1人の子供は泣きます笑。親が子供に甘やかしすぎてるのが原因だとフランスの先生は言っていました。

キッズの柔道クラスの主なメニューは、ダッシュ→レクリエーション→回転運動(少し)→受け身→技術指導(1~2個を指導と反復)→乱取り(2分×2~3本)→終了(1時間)。春休みのクラスは2時間ほどの稽古をしていましたが、通常のキッズクラス1クラスは1時間で終わります。ここの道場では低学年のクラスは、怪我対策で組んでから乱取りを始めていました。

キッズクラスの指導は、一般会員のフランス人で日本語を喋れる方が通訳をしてくれましたが、来れない時には自分1人で指導をしなければならないので大変でしたが、柔道なので身振り手振りで何とか伝わったと思います笑。

 

水曜日の通常クラスは、フランスの学校では3歳〜10歳まで水曜日は学校が休みらしいので、午前中からクラスがあります。7クラスの柔道指導と1クラスは自分の稽古、計8クラスのハードスケジュールでした笑。この日はすごく疲れ果てました笑。午前に2クラス→昼過ぎに3クラス→夜に3クラスという過密スケジュールです笑。この日は、日本語を喋れるフランス人の通訳の方が居て助かりました。本当に柔道漬けの毎日でリア柔でした笑。

もっとフランス語を話せたら、子供達に意思疎通が出来たなと後悔はありますが、子供達はアラタと下の名前で親しく接してくれて本当に嬉しかったです。フランス ・ボルドーのキッズクラスの指導は、今後の柔道人生に意味のある経験をした自信があります。

フランス選手権予選の大会レポート

4/29、4/30の2日間で行われたフランス選手権予選の大会レポートをさせていただきます。

フランス選手権とは、日本でいうところの講道館杯のような階級別の全国大会です。今大会はフランス選手権に出場するための予選で、1位~5位までの入賞の選手が6月に開催されるフランス選手権の出場権を獲得できます。

1部、2部、3部とレベル分けがされており、毎年日本で開催されている全日本実業団体対抗大会のようなイメージです。フランス選手権ヌーヴェル=アキテーヌ地方予選で、日本でいうところの関東地区大会や東北地区大会をイメージしていただければと思います。


試合前のアップの様子

試合を観戦した感想と致しましては、外国人選手特有の豪快な一本勝ちを沢山観れたのはよかったです。日本の大会のように組み手の攻防はほぼありませんでした。試合のマナーに関しては少し酷かったです。

決勝戦でベアハグ、抱き付いての小外掛けで一本勝ちを取り消されて優勢で負けてしまった選手が不満を爆発させて、会場のゴミ箱を蹴り飛ばしたり、注意した他の選手と喧嘩したり、審判に悪態をついたり、日本の柔道ではあまり見られない衝撃的な行動をしている選手がいました。フランス・ボルドーの柔道家に聞いたところ、一定数はそのような選手がいるとのこと。その選手以外にも、審判に文句を言う選手が少しいました。

自分自身も審判の経験は薄いので偉そうなことは言えませんが、フランスのヌーヴェル=アキテーヌ地方の審判のレベルが低いと感じました。技ありのポイントを取って寝技に移行したが8秒で寝技が解けたのに、技あり合わせ技一本と宣告されたことがありました。副審の役割を果たしてない、試合中にどっか行ったりするなど、ただ飾りとして副審がいる印象を受けました。

このフランス選手権ヌーヴェル=アキテーヌ地方予選では白道着のみで行われていました。

1部と2部はハイレベルで Dojoで出場した選手は全員初戦敗退でしたが、3部では男女合わせて6名がフランス選手権の出場権を獲得しました。フランス・ボルドーに滞在中にずっと稽古していた仲間の活躍は本当に刺激を受けましたし、日本に戻ってからの試合の活力になりました。


Dojoの応援に来た皆で記念撮影

フランス・ボルドーの観光

滞在中は柔道漬けの日々でしたが、フランス・ボルドーの柔道家達は優しくて、休みの日は色々な場所に連れてくれました。自分はフランスの柔道と文化を学ぶために来たので、色々な場所に連れてくれたのはありがたいことでした。


ブルス広場 水の鑑


ヨーロッパ最大級のピラ砂丘にみんなでピクニックに行きました。


とある日の午後休みにみんなでBBQをしました。


完全オフの日曜日には、みんなでラグビー観戦に行きました。


とある日の稽古後にはみんなで食事会でした、大人数の食事会は賑やかで楽しかったです。

フランス・ボルドーの1ヶ月の旅は以上となります。まだまだ伝えたい経験は沢山ありますが、大分伝えたいことを簡潔にまとめさせていただきました。思い返せば、毎日が濃い思い出ばかりで有意義な旅になりました。

④フランス・パリに1泊2日の遠征

出国前に聞いていたスケジュールではパリに行く予定はありませんでしたが、ボルドーの先生から急に「フランス パリの先生にアラタのことを話したら是非会いたいと言われたから、パリに行くぞ」と言われてパリに行くことが決まりました。ボルドー→パリまで新幹線で2時間20分くらいかかりました。

昼は少し観光をして、オペラガルニエとパリの風景を楽しみました。夜は、サンクノ道場にボルドーの先生と出稽古させていただきました。ニコラは六段の先生です。今回は乱取りが中心の練習メニューでした。自分はほぼ休まずに乱取りに参加してヘトヘトでした笑。

乱取り終了後に、パリのニコラ先生から変形の隅返し(深澤スペシャル)で投げている様子を見て、是非みんなに向けてテクニック講習をやってほしいと言われました。パリにも日本語を喋れるフランス人の方がいて通訳をしてもらいました、本当に助かりました。

変形の隅返し(深澤スペシャル)の技術解説、どういう場面で使えるか、何を参考にして技を完成させたのかを説明しました。外国人の方は、両方しっかり組んだ綺麗な技より変則的な技の方が好まれる印象です。
ボルドーの先生からもいい技術指導だと褒めてくれました、「Dojoに戻ったらボルドーの皆に向けて技術指導をしてほしい」とお願いされました。

素晴らしい出会いと稽古が出来て幸せでした。稽古後はみんなでパーティーをして、海外の柔道について話したり、日本の柔道事情について、フランスの柔道について、好きな柔道選手の魅力を共有したりなど、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

パリの2日目はボルドーの先生達と観光をしました。パリの街並みは美しくて、幸いにも天候にも恵まれ、最高のパリ観光が出来ました。

フランス パリの1泊2日はすごい短かったですが、柔道とパリの優雅な街並みを堪能することが出来ました。ボルドーは静かな田舎町でしたが、パリはいい意味で騒々しくて活気が溢れている町でした。パリにまた機会があれば、行きたいと思います。

⑤旅のフィナーレ

フランス柔道と日本柔道の帯制度の違い、日本に来たことがあるボルドーの柔道家に日本柔道についてインタビュー、フランス旅の最終日の様子をお伝えします。

日仏の帯制度の違い

最初に、フランス柔道と日本柔道の帯制度の違いについてお伝えさせていただきます。


フランス柔道の子供の本。フランスの色帯は、日本よりも細かく分けられている。


講道館規定における級位・段位及び帯の色:引用元 http://www.pocketpageweekly.com/school/92447/

級の帯の色には全国的に統一されたルールは無いですが、講道館では以下の通り級の色帯について定めてます。日本では白帯→黒帯(初段)に飛び段することが出来ます。このことをボルドーの柔道家に伝えたら驚いてました。

自分自身も子供の頃はずっと白帯でした、適正の歳になり昇段試験を受けて黒帯(初段)になりました。日本の子供に色帯を取得させる理由としては、昇級して帯が変わることによって子供の柔道のやる気の向上と昇級試験で指導者が子供達の技術確認をする目的があると考えています。

日本では大人から柔道を始めた人は白帯→黒帯(初段)に飛び段する人が大半だと思います。日本では1年未満~1年程で黒帯(初段)が取れます。フランスだと大人から柔道を始めたとしても色帯(級)を取得しなければなりません。日本では短期間で黒帯(初段)を取得することが出来ますが、フランスでは黒帯(初段)を取得するのに3~4年ほどかかるそうです。

日本柔道のイメージ

続きまして、日本に来たことがあるボルドーの柔道家に日本柔道について聞いたことをお伝えします。

自分を受け入れてくれたようにフランスの柔道家は日本の柔道家にリスペクトがあります。フランスの柔道家は、強さよりも、日本柔道家の小さい体で大きな相手を体捌きで投げる、柔よく剛を制す技術と謙虚な姿勢を尊敬しています。

日本柔道の疑問点としては、道場や部活の大先生は何もやらないのが、よく分からないとのことでした。ふんぞり返って練習を見てるだけの先生が多い印象とのことでした。あと外国人が出稽古に来た時に、対して言葉が分からないので恐怖心があるとは思いますが話しかけないで、影でコソコソ話してるだけでいい気持ちはしなかったとのことでした。

もちろん日本人全員がそうではないことを知っていました。自分に対してはフランス・ボルドーの柔道家達が来た時にフランス語が全く分からないのに、頑張って話しかけてくれた姿勢はすごい嬉しかったし助かったと言ってくれました。

自分がフランス・ボルドーに滞在中にも、フランス語を全く喋れない自分に対して損得勘定を抜きにして親切心で色々と話しかけてくれて、本当に助かりました。私は日本でも、東京出身の義理人情を大切に生活したいと思います。

贈り物

フランス・ボルドーの柔道家達は沢山の素晴らしい贈り物をくれました。


食べ物や飲み物は滞在中にいただきました。衣類やリュックは日本に帰国後も使われていただいてます。


帰国前日のパーティーで、ボルドーの柔道家からワインをいただきました。


ボルドーの先生から、胸にDojoの刺繍が入った柔道着をいただきました。日本では大切に使います。

お別れ

空港まで、ボルドーのみんながお見送りしてくれました。何度も言いましたが、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。フランスから日本に帰る飛行機に乗ってるときに、また海外で柔道をしたいと心から思いました。この旅は色々と刺激的なことの連続でしたが、日本では経験できないこと、新たな価値観を見つけることが出来ました。

これから

フランス・ボルドー1ヶ月間の旅の目的は、1ヶ月間という短い期間では大幅な語学力の向上と柔道の技術力の向上は厳しいと思いましたので、今後の人生に向けてのキッカケを掴むためでした。実際に、ボルドーの先生とは色々と具体的なお話をすることが出来ました。今後はこの経験を活かしてまたお誘いがあれば海外で柔道をしたい考えています。

自分の大好きな柔道を通して国の文化や語学を学び、海外で柔道を学んで日本の柔道を伝えていきたいです。いつでも海外柔道のお誘いをお待ちしております。

人生は一度きりなので、まだ若いうちにしか出来ないことに挑戦をしていきます。フランス・ボルドーで1ヶ月間過ごした経験は決して無駄にしないことを誓います。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


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