子どもも大人もキラキラ輝く柔道とは?(特集「ゆにじゅ〜」と発達障害 第2回)

3.0マガジン編集部です。今回は愛媛県四国中央市にある道場「ユニバーサル柔道アカデミー」の特集、第2弾です。以前に和歌山の紀柔館を訪問された信川先生が、ユニバーサル柔道アカデミーを訪問されました。今回はその潜入レポートをお届けします。とても感銘を受けた様子が文章からも伝わってきます!

「誰もが柔道に親しめる環境『柔道のユニバーサルデザイン化』を目指しながらさまざまな分野とのコラボレーションにより、親子の健やかな成長をサポートします。」(ホームページより)

ユニバーサル柔道アカデミーとは

平成27年設立。通称ゆにじゅ〜 もしくはUJA。judo3.0の理事でもある長野敏秀氏が主宰の柔道クラブである。「勝つこと」を一旦やめて、誰もが気軽に柔道を楽しめる、柔道のユニバーサルデザイン化が念頭に置かれている。また、活動理念として発達障害児への柔道療育が掲げられている。実際にゆにじゅー創設時、参加者の半分以上が発達に凸凹のある子どもであった。現在では大きな成果を出しつつあり、様々なメディアに取り上げられ始めている。2016年JUDO3.0フォーラムでの講演録はこちら

 

~誰もが柔道に親しめる環境~

judo3.0ではお馴染みの長野先生が代表を務めるクラブであり、「柔道のユニバーサルデザイン化」を目指されています!

ここでは発達障害のあるお子さんも、どんなお子さんも、保護者の方もみんなが安心して柔道を楽しむことが出来ます。

もうどんな言葉もゆにじゅ〜に合うものが出て来ないんですが・・・ニコニコ😊とキラキラ✨がたくさんありました。

子どもっぽい表現しか出てこなくてすいません。泣 でも、ほんとうに感動したんです。

私がいつか実現したいと目指している『福祉としての柔道』の形がそこにありました!

ゆにじゅ〜は日本の『福祉としての柔道』の拠点であり、発達障害を持つお子さんがいるクラブも含めてこれからの地域の柔道クラブが目指すべきロールモデルとなっていくクラブだと確信しました。

確信というものの、私自身の希望でしかないのですが・・・しかし、近い将来必ずなると思います。理由として、ゆにじゅ〜のようなクラブが実践している活動は子育ての支援にもなっていて、それは子ども達にとってもお母さん達にとっても全国的に広く需要があると考えられるからです。

何より、ゆにじゅ〜の先生方や保護者をはじめとした地域の方々があたたかく子ども達を見守り、支えていたことに感動しました。

〜大人が子どもたちを暖かく見守る、「勝つこと」を一旦やめたら見えるもの〜

もちろん選手の強化に力をいれるクラブや、楽しく柔道をするクラブ、その他にも色んなカラーのクラブがあっていいと思います。しかし、競技力向上に特化して「勝つこと」に大きく目標を掲げてしまうと、子どもも大人も柔道の本質を見失ってしまいやすいのではないかと思います。それに「勝つこと」だけに柔道の喜びを見出してしまっては、柔道の持つ他の様々な可能性を潰してしまいます。そして何より「勝てない」子ども達、「勝てなくなった」子ども達や選手が行く道(進路)を迷ってしまったり、いろんな意味でくさったり、潰れてしまったりしてしまいます。

みんなが笑顔で輝けるのは、ゆにじゅ〜⭐が「勝つこと」を一旦やめられたクラブだからです。

そして柔道だけでなく、子ども達の成長の場だったり子育て支援としての保護者の方達の場だったり、発達障害を持つお子さん達やお母さん達の学びの場となったりしていました。その場全体がみんなにとっての、笑顔で溢れるあたたかい居場所になっていました。

あたたかい居場所の中で発達障害のあるお子さんも、なかなか他のお友達の輪の中に入りにくかったお子さんも、そうではないお子さんも、みんな関係なく楽しみながら柔道を学ぶ場であり、人との関わりを学ぶ場にもなっていました。

〜柔道を楽しめる雰囲気や環境は、年代を問わない〜

子ども達の笑顔ももちろん、長野先生含め先生方のご指導ももちろん素敵でしたが1番感動したことがありました。それは「大人がキラキラしていたこと」です。柔道着を着たお母さんも、着ていないお母さんもボランティアの方も子ども達と一緒に走り回ったり遊んだり、受け身をしたり寝技をしたり。私も一緒に稽古に混ざらせて頂きましたが、みんなが楽しそうだから私も本当に楽しかったです😄

長野先生や、幼児にコーディネーショントレーニングの遊びを指導されている松村先生も、決して声をあげるのではなく、子ども達を楽しさの中に導いていくように、楽しい雰囲気でモチベーションを高められるように指示や声掛けをされていて、長野先生も鬼ごっこでしんどいしんどいと言いながらも(笑)キラキラした笑顔で走り回っていました😊✨✨✨

ビックリしたことは、初心者のお母さん達が「柔道楽しい!!!」「難しいけどこんなに楽しいなんて思わなかった!!」とニコニコ😊キラキラ✨されていたこと。そんなお母さん達を見た子ども達も自然とニコニコ😊キラキラ✨

〜親子のコミュニケーションの場、子育てへの支援へとつながる〜

お母さんと2人ペアで固め技(抑え込み)の練習していた小学生の男の子。

お母さん「お母さん腰が痛いからこっち側から押さえて〜」

男の子 「え〜、めんどくさいな〜もう〜」

と言いながら、右から左に移動して、お母さんを抑え込む男の子の少し恥ずかしそうな、でもとても幸せそうな笑顔が忘れられません。

1歳のお子さんをお膝に抱っこしながら後ろ受け身をするお母さん。抱っこされたお子さんは夜で眠くてグズグズしてたけど嬉しくてニコニコ😊

楽しそうにおしゃべりしているお母さん達の周りで、楽しそうな子ども達の姿を見て思いました。

「子ども達は、自分のお母さんがニコニコ😊キラキラ✨しているところを見ること以上に嬉しいことって何があるんだろう?」と。またその逆も。子どもが、ニコニコ😊キラキラ✨してて嬉しくない親御さんがいるわけがない!子どもの笑顔に癒されない大人はいないと思います。

子ども達が大好きなお母さん・お父さん達やその他の大人が笑顔で輝いていれば、子ども達もより笑顔で輝くことが出来るのではないかと感じました。

「ゆにじゅ〜に出会えてよかった」という保護者の声

先日、ゆにじゅ〜に見学に来られ入会された保護者の方のLINEが素敵だったので許可を頂き載せさせて頂きました。私の文章よりも、保護者の方のお言葉や、ゆにじゅ~の皆さん、お母さん達や子ども達の写真が全てを物語っているかと思うので載せておきます😌

ゆにじゅ〜⭐の皆様、ありがとうございました!!😊💕お邪魔してから一週間が立ちましたが、ゆにじゅ〜シックになってる信川です😭

ゆにじゅ〜⭐と『福祉としての柔道』

さらなる進化と発展に期待です!

6/25(日)「安全で優しい柔道を学ぶ!@神戸」ワークショップのご案内! 誰もが柔道を楽しめる、そんな環境を作るためにはどうしたらいいでしょうか? 2017年6月25日(日)神戸にて、この点をご研究されている兵庫教育大学の有山先生をお招きしたワークショップが開催されます。企画したのはこのレポートを書いた信川先生!。関西のほか、東京や愛知、愛媛からもこの点に関心がある皆様が集います。初心者大歓迎。ぜひご検討ください。詳細はこちら

 

reported by 信川友日子

柔道家・ブラジリアン柔術家。健康運動指導士。兵庫県神戸市生まれ。関西大学 人間健康学部卒。専攻は社会体育と教育。講道館柔道参段。社会人からはじめたブラジリアン柔術で、老若男女が柔術を楽しんでいる様子に衝撃を受け、柔道の課題と可能性を再発見。恵まれない家庭環境にいる子ども、シングルマザーや障害のある子どもや大人など、困難な状況にある人々が社会とつながる「居場所」としての柔道、「福祉」としての柔道をカタチにするため、judo3.0に参画。現在は、女性が参加しやすい柔道のカタチ、ブラジリアン柔術からみた柔道の改善点、という視点から問題提起している。


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