参加者の2020年構想と感想(第2回フォーラムレポート5)(終)
2017年4月30日に開催された第2回フォーラムJUDO3.0、最後のレポートは、参加者の皆様が構想した2020年の先にあるもの、そしてフォーラムの感想である。
ムービー
ゲストスピーカーによるフォーラムの感想(13分)
参加者によるフォーラムの感想(23分)
SNSに投稿された参加者の構想とフォーラムのご感想
参加者の感想
- こんな素敵な想いをおもちの人々とお話することができ、本当に学び多く、何より楽しい時間でした。
- 昨日の前夜祭から参加させてもらってますが、皆さんと対話しながら、明確になりました!親の言うことを聞かない年頃。親以外の人から素敵な人になるにはどうしたらよいかを伝えてもらえる環境に浸したい。不適切な行動様式を見て学んだ息子に、いろんな大人の男性に出会ってもらい、適切な行動様式を見て触れて学んで欲しい。女性の私では教えられないことを、柔道というコミュニティの場に求めといたんだと思います。私が興味がある分野は子育て支援。みんなで子育ての輪を広げていく活動と柔道を結びつけていけたらいいなと考えています。
- 昨日、フォーラム『柔道は2020年の先に何を構想するか?』~レガシーを創る人々の集い~へ、参加しました。カンボジアでの、柔道の普及に何か役に立つのでは?くらいの軽い気持ちで参加したのですが、「障がい者」「生活貧困者」「生涯柔道」など、様々な先生方の「柔道」への取り組み方、考え方は、非情に興味をそそられ、今までの、自分の柔道に対する考え方を一掃する結果になりました。特に印象に残っているのは、ドイツ人のマーヤ先生による「(ドイツ柔道連盟の取り組みを事例に)生涯柔道を考える」でした。私、個人的には、この先、柔道を普及させて行くには、多種・多様化し、「誰でも(柔道が)」出来る様にすることが、望ましいのでないか?と思いました。柔道は、明治15年、嘉納治五郎先生により、今では、世界中に広く進展しています。が、まだまだ、柔道=日本のもの。的な考え方が否めないのも事実です。これだけ、世界中に柔道人口がいる現在、柔道の良いところに、目をつけ普及させている国が沢山あるはずですから、『柔道の逆輸入』的、発想があっても良いのでは無いだろうか?
- 柔道を軸に新しい学校を作る、最初は無理だと思った。しかし今はできそうと思っている。なぜならこの場にたくさんの素敵な人々が集まっているから。
- 柔道には幅広い可能性があることをこのフォーラムで感じることができた。自分は、町道場で、特に、発達障害のある子供達への柔道教育をやっていきたいと思っている。
- 日本の子供のほとんどが、大人は不幸せそう、と感じているデータに驚いた。「大人になることは楽しいんだよ!」と柔道を通じて伝えられるようになりたい。
- 既存の柔道の凝り固まった硬さ、大氷河が溶け始めている感じがした。呪縛から解放され、嘉納師範の考えが蘇る兆しを感じる。
- 10年以上も保護者として柔道に関わっていたが、あきらめている部分があった。しかし、このフォーラムで同じような考えを持つ人と話すことで、あきらめずに何かしよう、と思うことができた。人に出会うことの影響の大きさに驚いている。柔道教育にあきらめている部分がある多くの人に参加してほしい
- 2020年の東京オリンピック。より多くの人々に競技としての柔道に興味をもってもらい、そこから生涯柔道、障害のある方々への柔道につながっていけたらいいと思う。自分は視覚障害者柔道にもっと関わっていきたい。
- 半年前の第1回目のフォーラムで自分は大きく変わった。そのときの言葉「生まれ変わるなら生きているうちに」を今でも覚えている。だから自分は、その後、海外で柔道をしたり、小さい子供の柔道教育など、やりたいと思ったことを実際にやってきた。
- 参加したみなさまの熱い心に触れることができて、本当によかった。生涯、そして、だれでもできる柔道をめざし、勉強をし直し、子供にも教えていきたい。
- 経営の視点から柔道に問題意識をもっている人が多い。儲けるからこそ続けることができる。judo3.0が儲けるようになるよう応援していきたい。
終わりに
フォーラムのイメージ写真は、日本がはじめて参加した1912年のストックホルムオリンピックの入場式の写真でした。団長であった嘉納先生は、様々な方々にお願いして渡航費用を集め、出場する選手を探し、ありとあらゆることをやって、ようやく4名の選手団でシベリア鉄道にのって参加したそう。そのたった4人からはじまった日本のオリンピック、2016年のリオデジャネイロの日本選手団は600人超でした。なぜここまで大きくなったのか?
それは「構想」があったから。それは複雑なアイデアとかではなく、なにより「こうしたい」という強い想い。構想、強い想いと行動こそが未来をカタチづくる。このフォーラムのは、一人一人の想いを構想に変換する場でした。「私たちは2020年の先にどのような柔道教育を構想するか?」。ここに集った人々が構想し、新しい未来をつくっていく。ワクワクです。酒井重義
当日のライブ映像
前夜祭の様子
概要 2017年4月30日に開催された第2回フォーラムJUDO3.0のゲストスピーカー、脳科学者の松井崇先生の講演「柔道が育むたくましい身体と心」を聞いた参加者(酒井)のレポートです。
講演から個人的に学んだことについてのレポートです。ゲストスピーカーが実際にお話した内...
概要 2017年4月30日に開催された第2回フォーラムJUDO3.0のゲストスピーカー、北島大器さま((株)ラーニング・イニシアティブ代表)の講演「能動的学習者とその条件」を伺った参加者(酒井)のレポートです。
講演から個人的に学んだことについてのレポートです。ゲストスピ...
概要 2017年4月30日に開催された第2回フォーラムJUDO3.0のゲストスピーカー、マーヤ・ソリドーワルさまの講演「生涯柔道を考える-ドイツ柔道連盟の取り組みを事例に-」を伺った参加者(酒井)のレポートです。
講演から個人的に学んだことについてのレポートです。ゲスト...
理論や意見も大切だが、私たちは何よりも「やってみる」ことから多くを学ぶことができる。フォーラムでは、以下の4つの事例が共有された。 「バリ島柔道プチ留学」佐々木 洋賢氏 土曜柔道会
「インクルーシブ柔道教育の歩み」長野 敏秀氏 ユニバーサル柔道アカデミー
「紀...