1. HOME
  2. ブログ
  3. 第3回フォーラムJUDO3.0「柔道の楽しいを再発見する」開催レポート

第3回フォーラムJUDO3.0「柔道の楽しいを再発見する」開催レポート

平成29年9月18日、愛知県刈谷市にて、judo3.0が主催する第3回目の全国フォーラム「第3回フォーラムJUDO3.0~柔道の「楽しい」を再発見する~」が開催された。森田泰行氏(高浜少年柔道教室)がコーディネートし、柔道の魅力をたくさん見つけようという試みだが、以下ここで見出された6つの「楽しい」を紹介したい。

① 技をたくさん学ぶ楽しさ
子供達が様々な種類の技を美しく繰り広げることで世界中のFacebookユーザーが注目している六郷道場、その下山太氏によるプログラムでは、参加者から「ジュニア期は得意技をつくるより、足技を中心にたくさんの技を学ぶことの大事さに気付いた」「生徒ができないのは指導者である私が悪いから、という生徒に寄り添った指導のあり方に感銘を受けた」との声が寄せられた。

② 寝技の楽しさ
柔術を学んだら柔道の寝技が楽しくなった、という沼田哲哉氏(総和柔道クラブ)によるプログラムでは、参加者から「下から攻める柔術の技を学ぶことで、下になることが必ずしも不利ではなく、すぐにカメになって逃げることがもったいないことに気付いた」との声が寄せられた。

③ 発達凸凹に寄り添う楽しさ
発達障害のある子供も参加できるクラブを創設した長野敏秀氏(ユニバーサル柔道アカデミー)によるプログラムでは、参加者から「準備運動がこんなに楽しくできるのか、と驚いた」「生徒が指示に反した行動をしたときの対応が参考になった」との声が寄せられた。

④ 大人の柔道の楽しさ
「アンチエイジングコース」など独自のメニューを開発し「柔道をするのがはじめて」という大人の女性が多数所属する名古屋介護系柔道部、その佐々木雄一郎氏によるプログラムでは、参加者から「単に「柔道しませんか?」では誰も来ない。相手の立場に立って運営する視点に気付いた」との声が寄せられた。

⑤ 挑戦者に接する楽しさ
前夜祭には、1)遊びから技を自然に学べるメニューを多数開発する吉田卓司氏(山北道場)2)高校に近隣の保育園児を招いて柔道教室を開始した羽生裕司氏(滝高校教諭)、3)困難な状況にある子供の居場所となる柔道クラブを探求する信川友日子氏、4)鍛えたら体型に合う服がなくなる、という女性アスリートの悩みを解決するファッションブランド“KINGLILY”を立ち上げた岡田友梨氏(ビデオ出演)が登壇し、参加者から「元気をもらった」との声が寄せられた。

⑥ 練習メニューをたくさん学ぶ楽しさ
特に人気だったものは、参加者同士で練習メニューを紹介し合うことだった。参加者から「早速道場で試したら子供達に好評だった。子供が喜ぶ練習メニューをたくさん知ることができてよかった」との声が寄せられた。

人は「楽しい」に惹かれる。楽しみ方が増えたら柔道を始める人も増えるのではないだろうか。次回の全国フォーラムは来年4月末を予定している。

ムービー参加者インタビュー

参加者の感想1 ~SNS~


参加者の感想2 ~アンケート~

  • 柔道はやっぱり教育的だということを再確認し、確信に変わった。
  • 面白い指導法をたくさん学べたのでよかった。
  • 障害児への対応方法が学べた。
  • 小学生までは身体能力を上げる遊びを取り入れた方がいい。コーディネーション遊びを取り入れたいと思った。まずは指導者が楽しむ。
  • 教え合うことが教える楽しさに繋がること。
  • 合宿をして仲が深まった。
  • 宿泊費が安く済んでよかった。
  • 中高年から始める柔道に関心が持てた。道衣を着なくても柔道ができることを知った。
  • 柔道を教える上での考え方が変わった。柔道を好きだと胸を張って言える子にしたい。
  • 笑顔溢れる道場にしたい。もっと柔道について勉強しようと思わせてもらった。
  • みなさんの取り組みを通じて、思いや哲学を感じることができました。また、アクティビティでは、楽しく道場で遊ぶ方法を知ることができました。
  • あそこで発表されたものを、まとめて出版とかできないでしょうかね。
  • 参加されていた方々と交流出来て良かったです。
  • 六郷の下山先生のお話でハッとさせられることもあり、改めて指導者とは何かを考えさせられました。
  • 柔道衣を着ての参加型は大変良かったです。今までのフォーラムにない感じでした。柔道衣を着てると楽しい練習方法や実践が学べるので、今後も継続してほしいです。
  • 寝技の固定観念を崩していろんな動きの可能性がわかってよかった。
  • 継続し続けていることが素晴らしく、皆さんとのより深い繋がりが持てたことが良かったと思います。
  • 参加者はそれぞれ柔道の魅力や指導法、技術を持っているということ。だから、グループでの話し合いはいつも面白い。特に、フォーラムでの「楽しい指導法」では、参加者の驚きや喜びの顔がとても印象的だった。
  • とにかく楽しかったこと。みんなで柔道できたこと。
  • 自分が指導者なら何が楽しいかのワークで様々なアイデアをいただけたこと。
  • 下山先生のお話、生徒さん達の素敵な技が素晴らしかったです。
  • 長野先生のお話は改めて、凸凹さん達の接し方を実体験も踏まえたお話を聞けたので、とても説得力がありました。自分が実際にゆにじゅ〜の子ども達や長野先生の指導を見て来たのでとても理解しやすかったです。佐々木先生のお話は、社会人の柔道の関わり方のありそうでなかった形で、介護系柔道部の様子も分かりやすかったです。
  • 今回のフォーラムはすごく実用性があり、参加していてとても楽しかったです。
  • 毎回刺激をいただける素敵なフォーラムですね。
  • なによりも自分が体験してとても楽しかったので、子どもたちにもさせてあげたいと思いました。
  • トレーニング方法を少し変えるだけでも、遊び感覚になり楽しんで行えることを知りました。
  • またたくさんの先生方とお話できる機会となり、どの人も温かくて、やっぱり柔道に関わっている人が好きです。

関連記事

おすすめ記事

最近の記事

友だち追加