クロアチアで脳性まひの子供の柔道を視察して-辻和也氏（わらしべ会）

2023年12月8日(金）の3.0オンラインカフェは、クロアチアで障害者柔道に取り組むフジ柔道クラブを視察した辻和也先生（大阪・わらしべ会）にお越しいただき、お話をお伺いいます。

フジ柔道クラブは2012年にマリーナ・ドラスコビッチ先生が設立したクラブで、脳性まひ、ダウン症、知的障害、自閉症などの様々な障害をもったメンバーに対して無料で柔道を教えており、また障害のないメンバーが障害のあるメンバーの「受」として参加しています。

この活動はクロアチアの柔道の世界にとどまらず、EUのスポーツの世界で注目されています。EUには欧州委員会が毎年、包括的な社会を構築するためにスポーツの力を活用している団体を表彰する「#BeInclusive EU Sport Awards」という表彰制度がありますが、は2018年にフジ柔道クラブをこの賞を受賞しました。

その取り組みはドキュメンタリー映画「JUJI」にもなっています。

脳性まひの生徒でも柔道の形ができるよう、形に工夫を凝らしており、2022年のカデのヨーロッパ選手権では、フジ柔道クラブの脳性まひの生徒が投げの形を披露しました。

他方、大阪府枚方市の社会福祉法人わらしべ会は、脳性麻痺の治療を行っていた村井医師が1970年代から脳性まひの子供の柔道の研究と実践を始めており、現在は主に知的障害がある人々を対象とした「わらしべ会障害者柔道教室」を運営されています。
以前に脳性まひの柔道に取り組み、現在「わらしべ会障害者柔道教室」を運営するわらしべ会の皆様が現在、脳性まひの柔道に取り組んでいるクロアチアのクラブを視察して何を見えてきたのか？お楽しみに！

※視察レポートはこちら

名称：3.0オンラインカフェ
日時：毎週金曜日 20:30 〜21:30(その後、希望者で交流会あります）
場所：ビデオ会議zoom
内容：ゲスト講演と質疑応答
参加：どなたでも
料金：無料
申込：こちらのお申し込みフォームから。メールにてビデオ会議zoomのアドレスなどが送信されます。
主催：NPO法人judo3.0
特長：3.0オンラインカフェは、「オンラインの柔道の世界を豊かに」をテーマに、2020年3月6日（金）から毎週金曜日の夜に開催、誰でもご参加いただける、カフェのような雰囲気のオンライン上の勉強会&交流会です。途中退室や途中入室、自由です。カフェですので、コーヒーやビールなどを飲みながらなどお気軽に参加ください。