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西村健一さん ~勝つこと以外に柔道の価値はどこにあるのか、と悩んでいた~ [judo3.0な人々(3)]

こんにちは!今日は、西村健一さん(島根県立大学准教授)。judo3.0に関わったきっかけやこれから実現したいことなどについてお伺いしました!

「勝つこと以外に柔道の価値はどこにあるのか」との模索

私は島根県立大学保育教育学科の西村健一と申します。柔道選手時代と指導者歴を合わせると柔道歴33年になります。柔道は中学校から始めて、高校、大学、社会人と畳の上で過ごしてきました。所属した柔道は決して強豪校ではありませんでしたが、キャプテンとして厳しくも楽しい時間を過ごしてきました。

「柔道とは勝つことに意味がある」と一貫した視点で柔道に取り組んできた私ですので、指導者になっても同じことを子供たちに伝えてきたように思います。ただ、実際は柔道で常に勝てる人はほとんどいません。一時期強くてもすぐに研究されて勝てなくなります。

勝つこと以外に柔道の価値はどこにあるのか・・。

このことに悩んでいた時期に、愛媛県の「ユニバーサル柔道アカデミー」をネットで見つけます。代表の長野敏秀先生の「勝つこと以外にも柔道の価値がある」というメッセージを見て衝撃を受けました。「あ!これだ」と。すぐにメッセージを送り交流が始まりました。(現役時代、同じ試合場で畳に上がっていたことも判明し、再び衝撃を受けました(笑))。

そしてユニバーサル柔道アカデミー主催の研修会で出会ったのが、judo3.0代表の酒井重義先生。最初の印象は「おとなしそうな人だなあ」でした。(後日、熱い人だということが判明して安心しました(笑))

そこから、疑問に思ったことなどをjudo3.0のメンバーに投げかけ、教えていただき、学んだことを道場の子供たちに還元するということを始めました。柔道は「精力善用自他共栄」です。柔道に教育的な価値を付与することができれば、もっと柔道の仲間が増えるのでは・・・。そのようなことを考えながら日々活動しています。

「日本にはたくさんの同志がいる」という安心感

judo3.0のイベントで最初に参加したのは、2017年4月に東京で開催された第二回フォーラムです。

「本当に柔道だけを語りに人は集まるのだろうか・・」

という予想は大幅に外れ、多くの柔道愛好家と柔道の魅力について熱く熱く話し合うことができました。そして「日本にはたくさんの同志がいる」という安心感に包まれながら帰途につくことができたのです。柔道は勝つことも大切です。しかし、柔道はもっと大きな存在で、勝つこと以外にも様々な価値がある。例えば、「柔道」×「海外」というのも新たな気づきでした。

「特別支援教育」×「柔道」で役に立てることを探して

私は特別支援教育の専門家です。今は、「特別支援教育」×「柔道」で役に立てることを探しています。発達障害や特別な支援を必要としている人たちは、必ず柔道場にいます。さて、支援を必要としている子ども達はどれくらいいるのでしょうか?どのような配慮や練習プログラムが有効なのでしょうか?まだまだ、わからないことがたくさんあります。この研究を通じて、多くの人に柔道の楽しさを伝えることができれば最高です!

西村健一

島根県立大学准教授・臨床発達心理士。発達障害のある子どもへの指導法を研究し、2018年、発達障害のある人をサポートするための本「子どもが変わる! ホワイトボード活用術 (見る・聞く・書く・話す・参加するために)」 を出版。


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